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チョボの新入りのこーぞーです。
実は先日二条城の近くにオープンした『sol』というカフェ・バーの改修に城さんと共に関わったので報告します。
空間デザインの仕事をされていた依頼主からの要求は単純で『この8畳ほどの空間の壁を漆喰でしたい、黒っぽいイメージで』
左官で黒漆喰といえばかなり上等な仕事で、少しかじったくらいの僕の腕でできるのか!?という不安の僕をよそに
『別に思い切りやってくれたらそれでええよ』という言葉に仕事を引き受けることに。
漆喰に黒の顔料を混ぜサンプルを何枚も作り、だいたいのイメージができたところで、いよいよ現場にとりかかります。
工程は、現状の土壁こそげ・砂漆喰・漆喰・黒漆喰という黒色にするまでに3回塗ることが必要で手間のかかる仕事です。
ある日作業中に依頼主がやってきて、土をこそげただけの壁、砂漆喰の壁、漆喰・黒漆喰の壁を見て、なにやら悩み始めた様子。
そして『これおもしろいんちゃう?』柱で区切られた壁の一つ一つの表情がばらばらでパッチワークみたいになっている感じが気に入ったみたいです。
実は僕と城さんも同じ事を考えていて、意見が合致!!
結果的に黒漆喰を塗るまでの工程も分かる空間になりました(笑)
黒漆喰の力強さは然る事ながら、一番驚いたのは既存の土壁を表面だけこそげた壁の魅力です。黒漆喰に負けないくらいのいい表情をしてます。やっぱり土のポテンシャルは高い!!と再認識しました。
決して綺麗ではないけど力強い壁になりました。ぜひ一度足を運んでみて下さい。場所は押小路・油小路の角です。
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